みなさん、たくさんのメールやお電話を
ありがとうございました。
こちらは元気に過ごしています。
自宅からいつもお店専用のレジカゴを持って歩いて出かけていた
スーパーが営業を再開しました。
天井が落ちたようで、所々シートで応急処置が施されて、
照明も点灯していたのは半分くらいだったでしょうか。
それでも店内には卵や牛乳、肉や魚・・・。
いつも見慣れた、この様子。
食糧品が並ぶ景色にぐっとくるものがありました。
ウチは主人と2人暮らしなので、
あるものでなんとかなっていましたが、
肉や魚はなかなか手に入らなかったので、とても助かります。
ガソリンも20リットル入れさせてもらい一安心です。
私達の周りはもう「物」は充分足りています。
ご心配いただいて、ありがとうございました。
もう大丈夫です。
何も送らないでくださいね。
お申し出をいただきますが、あたたかいお気持ちは伝わっています。
ありがとうございます。
私から、お願いをすることは、
信用できる機関への「義援金の送金」だけです。
津波の被害があった沿岸の地域へ物資やお金が届くように願います。
もうすでに、募金等された方もたくさんいると思います。
「言われなくても・・・・。」と
どうか不快に思わないでください。
よろしくお願いいたします。
千葉愛子
そして昨日はうれしいことがありました。
お店はまだ閉めていましたが、震災後初のお客様、
ECRUのご常連のshoちゃんが
刺しゅう糸を買いに来てくれました。
震災後、ご主人のご実家山形へ帰省しているのですが、
仙台に残ったご主人に食糧を届けに一時帰宅。
その合間に、寄ってくれました。
ご実家でのお嫁さん業も大変な中、
幼稚園のお嬢さんの新学期に間に合うようにと
スモッグに刺しゅうをしたいそうで・・・。
春らしい明るい色の糸を数本お買い上げいただきました。
とてもとてもうれしい出来事でした。
お風呂に来たmiyukiちゃんが言っていました。
「元気」って、気を元に戻すことなんだと。
それ以下でもそれ以上でもない、
ただ、元に戻すことだと。
この先に何が起こっても、この哲学があれば生きて行けると、
とても大袈裟に感銘を受けました。
家や物は元に戻らないかもしれないけど、
「気」、気持ちが元に戻れば・・・。
もともと何も持たずに生まれてきたのだから。
今回の震災で、津波の被害を受けなかった私たちは、
何も失ってはいませんので、
家族や大切なものをたくさんなくされた方たちの気持ちは
察することしかできません。
同じ宮城県に住む人達が何千人も亡くなっています。
家族が無事でいることが不思議なくらいです。
その奇跡に、身震いする毎日です。
宮城、東北、日本、そして世界中の生きている人たちが
このまま毎日泣いて暮らすわけにはいかないですよね。
まず、被害を受けていない私たちが先に「元気」にならなければ。
どうか、皆さんも普段通り、春の陽だまりの様な
穏やかな気持ちを取り戻してください。
無心に刺し始めた「復興への扉・・・」
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